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となみ野・むかしがたり
 

私はとなみ野に伝わる民話や伝説を語り継いでいます。 砺波市・南砺市・小矢部市には様々なお話がありますが、 そんなお話の中から、とっておきのものをお話しします。 またみなさんの知っているお話がありましたら、ぜひお寄せくださいね。 それでは、はじまり、はじまり…。

掲載日:2017年4月1日
第1回 竜宮淵の伝説(前篇)

 これは、小矢部市宮島に伝わるお話です。
 昔々、宮島の奥に「サイが淵」という所がありました。
 今日も村人が子どもたちに話をしています。「ここに石を投げたり、悪さをしたらあかん(※1 )ぞ。たたり(※2 )があるからな。」ところが、そのなかに村一番のきかん(※3 )坊がいました。「いかん」と言われたら、なお悪さがしたくなり、サイが淵へ石を投げ入れて家に逃げかえりました。
 すると、その晩から急に大雨が降り出し、止むようすがありません。やがて地響きと共にサイが淵のサイのような怪物が、暴れだしました。
 ドッドッドッ…………
 怪物は、三つの谷の泥水を引き連れて、村の田畑を駈けずり回りました。「大変だ!怪物が暴れだしたぞ!」「みんな逃げろ、逃げろ。」
 村人たちは、必死の思いで山手へ逃げました。「あー、おらの家が流されていくぞ!」「刈入れた田んぼの稲も流れていく。」「こわいよーこわいよー。」

−つづく−

※1 あかん・・・だめなこと
※2 たたり・・・してはいけないことをすると後から災い(悪いこと)がおこること
※3 きかん・・・わがまま


紙芝居『竜宮淵の伝説』 作・ひまわりグループ


今日はどんなお話をしようかね…。
となみ野おばあちゃん

となみ野おばあちゃん、 となみ野、
私たちの故郷・となみ野には古くから多くの民話や伝説があり、先祖代々語り継がれてきました。
TSTとなみでは、そうした地域の良さを伝えるお話を紹介します。
3月までは、平成15年度に小矢部市郷土愛護セミナー「ひまわりグループ」さんが手掛けられた、『ふるさとの民話〜小矢部〜』よりご紹介いたしました。
4月からは南砺市・砺波市のお話を随時ご紹介いたします。
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