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となみ野・むかしがたり
 

私はとなみ野に伝わる民話や伝説を語り継いでいます。 砺波市・南砺市・小矢部市には様々なお話がありますが、 そんなお話の中から、とっておきのものをお話しします。 またみなさんの知っているお話がありましたら、ぜひお寄せくださいね。 それでは、はじまり、はじまり…。

掲載日:2017年12月16日
第9回 まいこん淵に流れ着かれた御神体(後篇)

 外は大雨で道がどこか分からないほどになっておった。やっとのことでまいこん淵に辿り着くと、案の定(※3 )何か大きな物が引っかかっとった。「これが、もしかして先ほど夢枕に立たれた神様じゃないかな」と思い、恐る恐る近づいて見た。「おー。これは、まさしく御神体じゃ」と大切に抱えて家に帰った。
 早速村人を集め、みんなの意見を聞いた。「これは御神体に間違いない」「そうやなあ。この川上にお宮さんがあるから、そこから流れて来なさったんじゃろ」と、村人は言った。村長さんは、「そうかもしれんけど、わしらの在所(※4 )に流れ着かれたのじゃ。わしらの村に留まられ(※5 )たいのじゃろ。そこでじゃ、みんなで銭出し合うて、お宮さん、建てたらよいと思うがの…」。「それがよい」「それがよい」ということになり『水野社』というお社が建てられた。
 その後、このお社は隣在所の宇治新(うじしん)のお宮さんと一緒になり、西荒川(にしあらかわ)神社となった。
 この神社の神様は水にちなんだ(※6 )神様であるため、「村祭りにはよく雨が降る」と言われています。田畑に雨が欲しい時、この神社にお参りすれば必ず「ご利益(りやく ※7 )がある」と言われている。

−おしまい−

※3案の定・・・おもった通り   ※4在所・・・村の地域
※5留まる・・・動かない     ※6ちなんだ・・・ゆかりで
※7ご利益(りやく)・・・得する、いい事がある


イラスト 作・ひまわりグループ


今日はどんなお話をしようかね…。
となみ野おばあちゃん

となみ野おばあちゃん、 となみ野、
私たちの故郷・となみ野には古くから多くの民話や伝説があり、先祖代々語り継がれてきました。
TSTとなみでは、そうした地域の良さを伝えるお話を紹介します。
3月までは、平成15年度に小矢部市郷土愛護セミナー「ひまわりグループ」さんが手掛けられた、『ふるさとの民話〜小矢部〜』よりご紹介いたしました。
4月からは南砺市・砺波市のお話を随時ご紹介いたします。
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