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となみ野・むかしがたり
 

私はとなみ野に伝わる民話や伝説を語り継いでいます。 砺波市・南砺市・小矢部市には様々なお話がありますが、 そんなお話の中から、とっておきのものをお話しします。 またみなさんの知っているお話がありましたら、ぜひお寄せくださいね。 それでは、はじまり、はじまり…。

掲載日:2017年3月16日
第105回.月夜のかわうそ(2/2話)

 善太は勇敢に追いかけました。そして川岸まで来た時、金色の光はいっそう大きくなり、「うぅう」と吠える声がしたと思うと、川へどぶぅーん。その後を追ってきた善太も、思わず川へどぶぅーんと飛び込みました。
 善太は正気に返ると、やっとの思いで家までたどり着き、全身濡れねずみのことも忘れて、布団を被って朝まで震えていました。
 一夜明けて、その話を聞いた村人たちは、なにか変わったことはないかと川岸の辺りを見回りました。
「おっ、あれはなんだ!」
 おそるおそる近寄ってみると、沢山の木の葉の上にかわうそがいました。水から上がってまだ間もないとみえて、濡れた毛を乾かすように横たわっていました。
「人をだますかわうそがいると聞いていたが、こいつだな」
「満月の夜に悪さをするかわうそだ!」
 村長はお達しを出しました。
「正体が判ったからには、満月の夜には気を付けるように」
 それから、「月夜のかわうそ」の話は、親から子へと代々伝えられたそうです。
―おしまい―

●このお話は、「砺波市立図書館 友の会」が制作した紙芝居より、一部加筆・修正の上、掲載しました。


後を追ってきた善太も、思わず川へどぶぅーん。


今日はどんなお話をしようかね…。
となみ野おばあちゃん

となみ野おばあちゃん、 となみ野、
私たちの故郷・となみ野には古くから多くの民話や伝説があり、先祖代々語り継がれてきました。
TSTとなみでは、そうした地域の良さを伝えるお話を紹介します。
3月までは、平成15年度に小矢部市郷土愛護セミナー「ひまわりグループ」さんが手掛けられた、『ふるさとの民話〜小矢部〜』よりご紹介いたしました。
4月からは南砺市・砺波市のお話を随時ご紹介いたします。
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