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となみ野・むかしがたり
 

私はとなみ野に伝わる民話や伝説を語り継いでいます。 砺波市・南砺市・小矢部市には様々なお話がありますが、 そんなお話の中から、とっておきのものをお話しします。 またみなさんの知っているお話がありましたら、ぜひお寄せくださいね。 それでは、はじまり、はじまり…。

掲載日:2017年5月16日
第2回 天の鏡(後篇)

 でも次郎さは、あくる朝 暗がりに一人で山奥へ出かけた。おかかと息子たちは心配して、槍、鎌、なたを持って、次郎さの後をつけた。
 次郎さが昨日の崖の下に着いて見上げると、鏡が光っておった。「おお、あったあった。誰にも取られんでよかった」、次郎さは崖をよじ登り始めた。おかかたちは、はらはらして見ておった。
 次郎さが鏡に手を伸ばしたと思ったら、「ギャッ」と言って、まっさかさまに落ちた。おかかたちはびっくり仰天(※4 )。走り寄って見ると、次郎さはたくさんの糸にぐるぐる巻きになって、もだえ苦しんでおった。そこにでっかいでっかい(※5 )蜘蛛が付いておった。
 びっくりしたおかかたちは、槍と鎌となたで切ったり突いたりして、蜘蛛を殺した。そして次郎さをぼっぽ(※6 )して家へ帰りました。
 ばけ蜘蛛は、畳一枚ほどもあったそうな。たたり(※7 )を恐れて火で燃やし、その灰を大きな穴を掘って埋めたそうな。

−おしまい−

※4 仰天・・・・非常に驚くこと
※5 でっかい・・大きい
※6 ぼっぽ・・・おんぶすること
※7 たたり・・・わざわい、悪いむくい


紙芝居『天の鏡』 作・ひまわりグループ


今日はどんなお話をしようかね…。
となみ野おばあちゃん

となみ野おばあちゃん、 となみ野、
私たちの故郷・となみ野には古くから多くの民話や伝説があり、先祖代々語り継がれてきました。
TSTとなみでは、そうした地域の良さを伝えるお話を紹介します。
3月までは、平成15年度に小矢部市郷土愛護セミナー「ひまわりグループ」さんが手掛けられた、『ふるさとの民話〜小矢部〜』よりご紹介いたしました。
4月からは南砺市・砺波市のお話を随時ご紹介いたします。
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