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となみ野・むかしがたり
 

私はとなみ野に伝わる民話や伝説を語り継いでいます。 砺波市・南砺市・小矢部市には様々なお話がありますが、 そんなお話の中から、とっておきのものをお話しします。 またみなさんの知っているお話がありましたら、ぜひお寄せくださいね。 それでは、はじまり、はじまり…。

掲載日:2017年6月1日
第3回 きつねの投げた赤いもち(前篇)

 これは小矢部市宮島に伝わるお話です。
 昔々、宮島の奥に「赤べい」というきつねが住んでいました。
 宮島の峠にはトンネルがあって、そばにお地蔵様が立っておられました。
 村の子どもたちは、草や花で作った首飾りをお地蔵様の首にかけました。村の人たちは、おもちやお菓子を供えていきました。赤べいは、いつもお地蔵さんの後にこっそり隠れていて、村の人が供えていくおもちやお菓子を食べていました。
 お地蔵様は、きつねのいたずらをちゃんと見ていらっしゃるのですが、少しも叱りませんでした。
 ある山祭りの夜のことでした。
 どろぼうが村から牛を盗み出して、峠の下まで逃げてきました。「やれやれ、ここまで来ればもう大丈夫。だれにも見つからずにうまくいったわい!」と独り言をいいながら、お地蔵様の前に腰を下ろしました。「さーて、いっぷく(※1 )しよう」と、タバコをふかしはじめました。ちょうどその時、赤べいはお地蔵様の陰で、お供えのおもちを食べようとしていたところでした。
 ふと前を見ると、どろぼうがうまそうにタバコをふかしていました。

−つづく−

※1 いっぷく・・・・一休みすること(休憩)


紙芝居『きつねの投げた赤いもち』 作・ひまわりグループ


今日はどんなお話をしようかね…。
となみ野おばあちゃん

となみ野おばあちゃん、 となみ野、
私たちの故郷・となみ野には古くから多くの民話や伝説があり、先祖代々語り継がれてきました。
TSTとなみでは、そうした地域の良さを伝えるお話を紹介します。
3月までは、平成15年度に小矢部市郷土愛護セミナー「ひまわりグループ」さんが手掛けられた、『ふるさとの民話〜小矢部〜』よりご紹介いたしました。
4月からは南砺市・砺波市のお話を随時ご紹介いたします。
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