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となみ野広人苑  

掲載日:2013年6月1日
津沢公民館武者絵教室のみなさん

 毎年6月、小矢部市の津沢地域では、武者絵で彩られた行燈がぶつかり合う、勇壮な「つざわ夜高あんどん祭り」が開催されています。これは五穀豊穣を願って行われる伝統行事で、祭りが近づくにつれ、武者絵を彩った行燈が街の家々で灯され、幻想的な雰囲気に包まれます。
 こうした伝統文化に親しんでもらい、併せて地域の方々にも学んでもらおうということから、津沢公民館では平成20年度から毎年武者絵教室を開催しています。
 まずは武者絵について学んだ後、線の引き方などを練習します。そしていくつかある武者絵の中から自分が気に入った図案を選び、和紙に濃い鉛筆で下絵を描きます。この後下絵を墨筆でなぞり、ロウを引きます。最後に色を塗ると、立派な武者絵の完成です。
 今年の教室は11月から翌年3月まで8回予定されています。今年の祭りでは、前夜祭の会場で昨年度の受講生の作品が展示されます。
 講師を務める武者絵名人の森川外茂男さんは、「みなさんの思いがこもった、鮮やかな武者絵をぜひ見てほしい」と話します。

【お問い合わせ】
 小矢部市立津沢公民館
 小矢部市清水369−1
 0766−61−3773


●昨年度は、小矢部ゆかりの源義仲と巴午前、牛若丸や風神などを描いた作品に取り組みました。つざわ夜高あんどん祭り、みなさんぜひお越しください。
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