井波文化資源フォーラムのみなさん
平成22年、「井波の忘れ去られていく貴重な財産や埋もれたものを発掘・記録し、先人が遺した財産を後世へ引き継いでいきたい」という主旨で、井波在住の10人が集まりました。こうして活動を開始したのが井波文化資源フォーラムの皆さんです。
活動初年度は、ちょうど映画『剣岳 点の記』が話題になっていたこともあり、井波地区に点在する三角点（※）を訪ね歩く企画を井波公民館と共に行いました。実際、地図を見ながら三角点のある場所を探し、地図記号で書かれている現物の三角点に出逢った時には、思わず感激の声が挙がりました。
次年度からも毎年テーマを決めて活動に取り組むこととなり、東大谷川ウオーク、神社・仏閣巡り、文化財めぐり、石碑調査などを行ってきました。
当初、メンバーは「地元の井波のことなので、知っていることばかりだろう」と思っていました。しかし、様々な活動を通じて新たな発見があり、今ではその感動を味わうことが楽しみになってきました。
代表の江田攻さんは、「瑞泉寺や井波彫刻をはじめ、井波には隠れた地域遺産が集まっています。そうした遺産に目を向けていく中で、新たな発見や驚きがあります」と話します。
※三角点…三角測量に用いる際に経度・緯度・標高の基準になる点のこと。三角点には基準となる柱石が設置されている。
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歴史を紡いできた「井波」の埋もれつつある遺産をご紹介ください。情報をお待ちしています。
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