２１日に砺波チューリップ公園（砺波市花園町）を中心に開幕する「となみチューリップフェア」を前に、第４８回県チューリップ切り花品評会（北日本新聞社協賛）の審査が２０日、フェア会場の一つとなるチューリップ四季彩館（同市中村）で行われた。最高賞の北陸農政局長賞に、水野豊範さん（同市矢木）の白に紫の模様が入った「紫雲（しうん）」が選ばれた。切り花は、フェアが閉幕する５月５日まで展示される。

　県花卉（かき）球根農業協同組合（清都和文組合長）が開催。組合員から１０６品種１３８点が寄せられた。清都組合長、石橋岳彦県園芸研究所長、今井徹県農産食品課園芸振興係長、今堀志朗県広域普及指導センター副主幹、津田泰二市農業振興課長、柴田北日本新聞砺波支社長が、開花の状態や色などを見て審査した。展示は順次入れ替え、会場では球根の予約販売も行う。

　フェア開会式は２１日午前１０時から砺波チューリップ公園で行われる。公園では会期中、７００品種１００万本を楽しめ、初日は４割の開花を見込む。北日本新聞社後援。

　▽県知事賞＝吉岡公信（砺波市、黄小町）▽県農林漁業振興会長賞＝梅次勲（滑川市、月浪漫）▽砺波市長賞＝小幡直也（砺波市、プリンツアルミン）▽県花卉協会長賞＝本田保（入善町、桃太郎）▽北日本新聞社賞＝堂前孫一（高岡市、ブルックリン）▽県花卉球根農業協同組合長賞＝梅本農産（南砺市、ホワイトフラッグ）▽優秀賞＝清都和文（高岡市、フレミングフラッグ）樋掛辰巳（砺波市、ありさ）高木正文（魚津市、とやまレッド）▽優賞＝朝日利久（砺波市、アルマーニ）島義彦（黒部市、ワールドファボリット）室永由雄（砺波市、エンジェルウィッシュ）チュリストやまざき（朝日町、ワールドピース）▽特別賞＝センティア（砺波市、金斗雲）