29日に小矢部市で開かれる石動曳山(ひきやま)祭の山町の一つ、紺屋町は囃子(はやし)方の担い手を増やしていこうと、若い世代の住民の提案でことしから町内で笛の練習会を始めた。23日は、住民や町内出身者とその子どもら約10人が祭りに向け、腕を磨いた。
祭りでは生演奏する山町が多い中、人口減が進む紺屋町は担い手がおらず、2014年まではCD演奏を流して曳山を引き回していた。昔からの祭り本来の姿を取り戻そうと住民有志が隣町から笛を習って生演奏を復活、15年は3人、16年は4人が参加した。
今回、娘と15年から毎年演奏している小学校音楽講師の鷲真紀さん(39)が町内で練習会を設けることを提案。笛を吹ける子どもらの育成に力を入れることを決め、町内で笛7本を新たに購入した。
練習会は町内の等源寺で行った。初めて経験する人を含め、参加者は鷲さんの指導で石動曳山車ばやしを稽古した。鷲さんは「将来は太鼓をたたける子も育て、全て生演奏で曳山を巡行させたい」と張り切る。
石動曳山連盟相談役で紺屋町町内会長の赤野周右さん(76)は「若い人が祭りに興味を持ち、伝承していこうと声を上げてくれたのがうれしい」と喜び、今後に期待した。ことしの祭りでは11人が笛
29日に小矢部市で開かれる石動曳山(ひきやま)祭の山町の一つ、紺屋町は囃子(はやし)方の担い手を増やしていこうと、若い世代の住民の提案でことしから町内で笛の練習会を始めた。23日は、住民や町内出身者とその子どもら約10人が祭りに向け、腕を磨いた。
祭りでは生演奏する山町が多い中、人口減が進む紺屋町は担い手がおらず、2014年まではCD演奏を流して曳山を引き回していた。昔からの祭り本来の姿を取り戻そうと住民有志が隣町から笛を習って生演奏を復活、15年は3人、16年は4人が参加した。
今回、娘と15年から毎年演奏している小学校音楽講師の鷲真紀さん(39)が町内で練習会を設けることを提案。笛を吹ける子どもらの育成に力を入れることを決め、町内で笛7本を新たに購入した。
練習会は町内の等源寺で行った。初めて経験する人を含め、参加者は鷲さんの指導で石動曳山車ばやしを稽古した。鷲さんは「将来は太鼓をたたける子も育て、全て生演奏で曳山を巡行させたい」と張り切る。
石動曳山連盟相談役で紺屋町町内会長の赤野周右さん(76)は「若い人が祭りに興味を持ち、伝承していこうと声を上げてくれたのがうれしい」と喜び、今後に期待した。ことしの祭りでは11人が笛