２０日に砺波チューリップ公園（砺波市花園町）を中心に開幕する「となみチューリップフェア」を前に、第４９回県チューリップ切り花品評会（北日本新聞社協賛）の審査が１９日、フェア会場の一つとなるチューリップ四季彩館（同市中村）で行われた。最高賞の北陸農政局長賞に、堂前農園（高岡市）の鮮やかな黄色が際立つ「ゴールデンプリンスクラウス」が選ばれた。切り花は、フェアが閉幕する５月５日まで同館で展示される。

　県花卉（かき）球根農業協同組合（清都和文会長）が開催。組合員から９０品種１３４点が寄せられた。清都組合長、高田茂雄県農林水産総合技術センター園芸研究所長、今堀志朗県広域普及指導センター副主幹、津田泰二市農業振興課長、伊藤耕志郎県農産食品課園芸振興係主任、中田北日本新聞砺波支社長が、開花の状態や色などを見て審査した。展示は順次入れ替え、会場では球根の予約販売も行う。

　フェア開会式は２０日午前１０時から砺波チューリップ公園で開催。会場は会期中、３００品種３００万本のチューリップで彩られる。北日本新聞社後援。

　▽県知事賞＝梅次勲（滑川、なごり雪）▽県農林漁業振興会長賞＝井上博貴（砺波、ワールドファボリット）▽砺波市長賞＝水野豊範（同、天女の舞）▽県花卉協会長賞＝チュリストやまざき（朝日、ワールドピース）▽北日本新聞社賞＝城宝清幸（南砺、とやまレッド）▽県花卉球根農業協同組合長賞＝農事組合法人目川（入善、白雲）▽優秀賞＝松澤宏武（同、紅美人）みのり営農組合（砺波、白雲）山本善一（同、シルクサプライズ）▽優賞＝梅次勲（滑川、月浪漫）柴田誠一（南砺、ハッピーピープル）はやつき（滑川、白雪姫）▽特別賞＝清都和文（高岡、新拓）高木正夫（魚津、とやまレッド）