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浸水対策巡り対立 南砺市議会庁舎統合特別委
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2018年9月21日 南砺市 政治・経済




 南砺市議会は20日、庁舎統合検討特別委員会を開き、福光への庁舎統合を盛り込んだ条例案の審議を始めた。浸水想定区域に福光庁舎の一部が含まれていることから、福野地域の議員がリスク分散を理由に2庁舎存続を求めたのに対し、福光地域などの議員が安全性に問題はないと主張。議員間の意見の隔たりが改めて浮き彫りになる中、委員長の才川昌一議長は1庁舎への統合を前提に議論を進める考えを示した。

 南砺市は、福野、福光、城端、井波の旧4町に分散した庁舎を福光に統合するため、市議会9月定例会に条例を提案している。

 この条例案を審議する特別委は、全20議員で構成。冒頭に才川委員長が「議員の皆さんが同じ方向を向くまで、しっかりと議論していく」と、幅広い合意形成を目指す方針を改めて示した。

 理事会で申し合わせた四つの論点のうち、まずは千年に1度程度の豪雨が発生した場合に福光庁舎別館などで50センチ未満の浸水が想定されることへの対策をテーマとし、議員間討議形式で議論を進めた。

 石川弘氏が、福光庁舎周辺の道路も浸水が想定されることから、災害対応に不安があるとし、「庁舎を一つでなく、二つにするのが有効な手だてだ」と、2庁舎存続を主張。向川静孝氏が「福光への集約はリスクがついて回る」と同調した。

 これに対し、榊祐人氏は、市議会で1庁舎への統合の方向性を打ち出していることを踏まえ、「2庁舎(の主張)をぶり返すのは心外」とした上で、「浸水があっても復旧は早い」との見方を示した。自民クラブ会長の片岸博氏は、福光庁舎の構造上の利点を強調した。

 才川委員長は「1庁舎にしていくという根本を今さら変えるわけにはいかない」と、2庁舎存続に否定的な考えを示した。災害時の代替庁舎の在り方など、不安解消に向けた方策をさらに突き詰める必要性があるとし、21日の特別委で引き続き協議することとした。

© 北日本新聞


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