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北日本新聞ニュース

彫刻まとい10年ぶり復活 井波・中新町「踊り屋体」
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2019年1月11日 南砺市 地域・社会




 南砺市井波地域中心部の伝統行事「よいやさ祭り」でおなじみの屋体のうち、引き回しが中断している中新町の屋体が今春、彫刻を取り付けた姿で約10年ぶりによみがえる。「踊り屋体」と呼ばれる特徴的なスタイルで、伝統の風情を一層盛り上げる。

 5月のよいやさ祭りでは、金色みこしが巡行。屋体は三味線や笛の音色、唄を響かせながら引き回される。南砺市の城端、福野、福光地域の祭礼でも同様の趣向があり、3地域では「屋台」、井波地域のみ「屋体」と表記される。

 井波の屋体は現在、八日町と上新町、北川・北新町、今町の4町で伝承している。

 10年ほど前に巡行が途絶えた中新町の屋体は2層構造。「踊り屋体」の名の通り、上部で女子児童による日本舞踊が披露されていた。

 井波彫刻を軸にした文化財が「木彫刻美術館・井波」として日本遺産に認定されたのを受け、文化庁の補助金を活用して、この屋体に井波彫刻を取り付けることになった。

 制作は井波彫刻協同組合が請け負い、中新町在住の澤義博常務理事(52)ら約10人が担当。2月25日ごろまでに完成させる。澤常務理事は「井波彫刻の『動く広告塔』として、みんなで守っていける屋体にしたい」と意気込む。踊り手やはやしなどの人材が不足し、本格的な巡行は困難であることから、イベント時に展示する。塚八栄治町内会長(66)は「5月のよいやさ祭りで披露し、改元へのお祝いの気持ちを表したい」と話している。

© 北日本新聞


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