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利賀に「現代の合掌造り」建設へ デジタルデータ活用
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2019/4/25 南砺市 地域・社会


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 デジタルデータを基に加工した木材を組み合わせ、建築物を造る国内初の試みが南砺市利賀地域で進められている。新しい加工技術と伝統的な建築技法を用いたゲストハウスで、コンセプトは「現代の合掌造り」。川崎市の建築設計会社が中心となり、プロジェクトを立ち上げた。林業の衰退や職人不足が課題となる中、地方の森林資源を有効活用するモデルづくりを目指す。6月末の完成を見込む。

 主体となって取り組むのは、デジタル技術を活用して設計施工を行う「VUILD(ビルド)」の秋吉浩気社長(30)=川崎市。昨年利賀地域のイベントに招かれたことで地域と交流が深まり、地元の賛同と協力を得て、同社のノウハウを生かしたゲストハウスを造ることになった。

 吹き抜け構造で、約50平方メートル。1千枚近くにもなる木の板を組み合わせ、合掌造りの屋根のような形を作る。木の板の加工に使用するのは米国製の切削機「Shop bot(ショップ・ボット)」。コンピューターが刃物の動きを制御し、入力したデータ通りに木を加工してくれる。複雑な曲線や立体的な裁断も正確に行うことができ、専門技術がない人も加工が可能になるという。

 ビルドはこの機械で家具やオブジェなどを手掛けてきたが、建築物を造るのは初めて。昨年4月にショップ・ボットを導入した南砺市大島(平)の建設会社「長田組」で、ビルドの社員が加工を進めている。長田組の長田一政社長(58)は「南砺の豊富な木材を利活用する可能性が広がる」と言う。

 伝統的な合掌家屋のように、地震や雪による重みにも柔軟に対応する工法を用いた。まれに訪れる人でも、自分の家のように感じてもらいたいとの思いを込め「まれびとの家」と名付けた。近くビルドと地元利賀の建設会社で、運営を担う有限責任会社を設立する。事業費は約1500万円。インターネットを通じたクラウドファンディングでも資金を集めている。

 木材の調達から製材、加工といった一連の工程は全て南砺市内で担う。秋吉社長は、地方の森林資源の新たな流通・生産システムを提案する上での象徴にしたいとし「アイデア次第で地方の可能性はもっと引き出せる。若者を呼び寄せるきっかけにもなればいい」と話している。
 デジタルデータを基に加工した木材を組み合わせ、建築物を造る国内初の試みが南砺市利賀地域で進められている。新しい加工技術と伝統的な建築技法を用いたゲストハウスで、コンセプトは「現代の合掌造り」。川崎市の建築設計会社が中心となり、プロジェクトを立ち上げた。林業の衰退や職人不足が課題となる中、地方の森林資源を有効活用するモデルづくりを目指す。6月末の完成を見込む。

 主体となって取り組むのは、デジタル技術を活用して設計施工を行う「VUILD(ビルド)」の秋吉浩気社長(30)=川崎市。昨年利賀地域のイベントに招かれたことで地域と交流が深まり、地元の賛同と協力を得て、同社のノウハウを生かしたゲストハウスを造ることになった。

 吹き抜け構造で、約50平方メートル。1千枚近くにもなる木の板を組み合わせ、合掌造りの屋根のような形を作る。木の板の加工に使用するのは米国製の切削機「Shop bot(ショップ・ボット)」。コンピューターが刃物の動きを制御し、入力したデータ通りに木を加工してくれる。複雑な曲線や立体的な裁断も正確に行うことができ、専門技術がない人も加工が可能になるという。

 ビルドはこの機械で家具やオブジェなどを手掛けてきたが、建築物を造るのは初めて。昨年4月にショップ・ボットを導入した南砺市大島(平)の建設会社「長田組」で、ビルドの社員が加工を進めている。長田組の長田一政社長(58)は「南砺の豊富な木材を利活用する可能性が広がる」と言う。

 伝統的な合掌家屋のように、地震や雪による重みにも柔軟に対応する工法を用いた。まれに訪れる人でも、自分の家のように感じてもらいたいとの思いを込め「まれびとの家」と名付けた。近くビルドと地元利賀の建設会社で、運営を担う有限責任会社を設立する。事業費は約1500万円。インターネットを通じたクラウドファンディングでも資金を集めている。

 木材の調達から製材、加工といった一連の工程は全て南砺市内で担う。秋吉社長は、地方の森林資源の新たな流通・生産システムを提案する上での象徴にしたいとし「アイデア次第で地方の可能性はもっと引き出せる。若者を呼び寄せるきっかけにもなればいい」と話している。

© 北日本新聞


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