南砺市平地域の東中江和紙加工生産組合(宮本友信組合長)が利用する原料のコウゾをカモシカから守るため、同組合員や和紙を文化財修復に活用している関係者らが23日、電気柵を同市杉尾(平)の畑に設置した。
同組合はコウゾの栽培から和紙製造まで手掛ける。コウゾ100%で作られる和紙は「悠久(ゆうきゅう)紙」と呼ばれ、名古屋城や勝興寺(高岡市)などの文化財修復に使われている。
電気柵は、カモシカが好むコウゾの新芽が出る時期に合わせて用意。宮本組合長や同組合の和紙を活用している石川県文化財保存修復協会(金沢市)のメンバー6人が、約1・5ヘクタールの畑の周囲にポールを立て、約1・2キロにわたって電線を張り巡らせた。収穫する10月下旬まで電気を流し、カモシカの侵入を防ぐ。
南砺市平地域の東中江和紙加工生産組合(宮本友信組合長)が利用する原料のコウゾをカモシカから守るため、同組合員や和紙を文化財修復に活用している関係者らが23日、電気柵を同市杉尾(平)の畑に設置した。
同組合はコウゾの栽培から和紙製造まで手掛ける。コウゾ100%で作られる和紙は「悠久(ゆうきゅう)紙」と呼ばれ、名古屋城や勝興寺(高岡市)などの文化財修復に使われている。
電気柵は、カモシカが好むコウゾの新芽が出る時期に合わせて用意。宮本組合長や同組合の和紙を活用している石川県文化財保存修復協会(金沢市)のメンバー6人が、約1・5ヘクタールの畑の周囲にポールを立て、約1・2キロにわたって電線を張り巡らせた。収穫する10月下旬まで電気を流し、カモシカの侵入を防ぐ。