地図上に地域情報表示　デジタル南砺紹介

　南砺市を対象に情報通信技術（ＩＣＴ）を活用したまちづくりの可能性を考える「デジタル南砺研究会」の会合が２５日、市役所福野庁舎で開かれた。多様な地域情報を地図上に重ねて示し、地域課題の解決につなげる「デジタル南砺プロトタイプ（原型）版」が紹介された。

　同研究会は「東京大生産技術研究所関本研究室」や南砺市のコンサルティング会社「まとめる専門家」などが主催。昨年６月から会合や市当局へのヒアリングを通じ、デジタル技術を地域活動にどう活用できるのかを模索してきた。

　デジタル南砺プロトタイプ版は、ネットのマップ上に公共施設の位置や市営バスのルート、地域づくり協議会の境界線など、市内の多彩な情報を表示したシステム。４月に公開を予定する。今後はワーキンググループを立ち上げ、民間に有効活用してもらう方策などを話し合う。