ハーブ酢の効果や作り方学ぶ

　小矢部市の小矢部園芸高校園芸科造園班の２年生２人が９日、授業でハーブビネガー（ハーブ酢）の作り方を学んだ。今後、同校でハーブを育てて苗やハーブビネガーを販売しながら農業経営を学ぶ。

　授業は、同校卒業生で同市茄子島でハーブ園を営む金丸晴美さん（５１）が講師を務めた。生徒はハーブの歴史や栽培法、効能を学び、実習でローズマリーやラベンダーなどハーブ５種類をりんご酢に漬け、ハーブビネガーを作った。料理のほか、殺菌力を利用して掃除に使うことができ、新型コロナウイルスによる外出自粛のストレス緩和の効果も期待される。

　授業を受けた近藤力斗さん（１６）は「飲んだり掃除に使ったりして活用する」と話した。金丸さんは「新型コロナウイルスに伴う『新しい生活様式』の中にハーブを役立ててほしい」とした。

　同校は今回のような課題研究授業を通して、生徒に農業経営の力をつけることを目標としている。