小矢部市のクロスランドおやべで毎年行われている「おやべイルミ」開催に向け、市が募った寄付金が目標額の１００万円を超え、２３日までに１０７万円に上った。桜井森夫市長が２４日の定例会見で報告した。

　おやべイルミは、クロスランドを約１０万球の発光ダイオード（ＬＥＤ）で彩るイベント。市商工会青年部や小矢部青年会議所、市などでつくる実行委員会が２０１５年度に始めた。１１〜１月に開いており、昨年度は約２万５千人が訪れた。

　ＬＥＤは風雨にさらされるため、毎年更新費が必要となる。市は約２００万円と見込み、うち半分を、自治体主体のガバメントクラウドファンディングで６月末から今月２８日まで募っている。２３日までの寄付金額の割合は市外４７％、市内５３％となっている。

　桜井市長は会見で、目標額を超えた分でおやべイルミの新たなモニュメントの購入などを検討するとした。来年度以降も「さまざまな手法での財源確保を検討していきたい」とした。