小矢部市は消防団員の処遇改善のため、報酬を引き上げる条例案を市議会３月定例会に提出する。市公共施設再編計画に基づき、消防団再編の方向性も探る。１９日の市議会全員協議会で出合和仁氏と中田正樹氏の質問に答えた。

　消防団員の処遇改善を促す国の方針に合わせた措置。市は昨年１２月、団の適正配置の参考にするため、市内全１８分団の４３９人にアンケートを実施し、報酬額と支給方法、各団の人数、消防団再編などについて意見を聞いた。３月までに取りまとめ、条例案に反映させる。

　市公共施設再編計画では、消防器具置き場の再編の方向性を２０２５年度までに決めるとしており、アンケート結果を基に検討する。