福野文化創造センターヘリオスで大窪久明さんの回顧展が開かれた。

大窪久明さんは旧福野町に生まれの洋画家で、福野高校美術部に入部したことをきっかけに
油彩画にのめり込んだ。

そして今年７０歳の古希を記念して回顧展が開かれ、２０代から現在までに描いた作品２８点が展示された。

会場にはダイナミックに描いた医王山や地元の福野夜高行燈を油彩で色の鮮やかさや深みを表現していた。

２７歳の時に描いた作品「静物」は富山県美術展覧会で大賞を受賞した作品。当時、アンティークに興味をいだいた大窪さんが、油彩で表現した渾身作。

繊細なタッチと鮮やかな色使いで表現された作品が来場者を魅了した。

大窪さんは「描くことが生きがい、元気なうちに作品を作ってたくさんの人たちに見てほしい」と話していた。