砺波市の野球スポーツ少年団「出町ボーイズ」は、月に３回、元プロ野球選手から野球のノウハウを学んでいる。

子どもたちを指導するのは、ＭＡＸ１５３�qの直球や多彩な変化球を武器にもつ、元千葉ロッテマリーンズの氷見市出身の干場崇永さん。

干場さんは、現役引退後、高岡ボーイズの監督に就任し、出町ボーイズ出身の選手を指導したのがきっかけで、半年前から指導している。

気温が３５度を超える猛暑の中、この日は、ピッチャー陣に、「腕だけで投げようとせず、上体を上手く回し胸を大きく開く」など、子どもたちに具体的なアドバイスしていた。

また、基礎練習では、下半身と体幹の強化や、暑い夏に負けない持久力のアップに特化したメニューにについてその効果も分かりやすく説明していた。

子どもたちは、厳しい言葉ながらも、技術力アップのポイントをていねいに教える干場さんの指導に、真剣に取り組んでいた。

干場さんは、「すぐに結果が求められる世の中になっていますが、子供達には、長い目で見る指導が大切。秘めた可能性をつぶさないよう、選手ファーストで、楽しめる野球を教えていきたい」と、子供たちのプレイを見守っていた。