社員にやさしいまちづくりを目指す「イクボス」。小矢部市で、イクボス宣言をした事業所の関係者が集まった、研修会が開かれた。

「イクボス」とは、事業所のトップが、男女ともに仕事と家庭の両立可能な職場環境づくりを推進し、従業員にやさしいまちを目指す。

市内では９月時点で、７０の事業所が「イクボス宣言事業所」として登録しており、この日の研修会には、登録している事業所や団体などから３０人が参加した。

講師は経営コンサルタントで京都府参与の藤木 達司さんで、「働き方改革で社員も会社もウインウイン」と題して基調講演をした。

藤木さんは「仕事と生活の調和、ワークライフバランス」や「多様性、ダイバーシティの重要性」について話し、研修会のあとのパネルディスカッションのコーディネーターもつとめた。

パネリストには、食材の製造出荷を行う「ヨシケイライフスタイル」、金属製品の精密加工板金をおこなう「ケーズメタル」、運送業の「スリーティ運輸」の経営者や管理職で、実体験を交えながら働き方改革の現状について説明し、参加者は理想の職場環境について考えていた。