男女共同参画の実現を目指す「市民のつどい」がクロスランドおやべで開催された。

「男女共同参画市民のつどい」は、男女が互いを尊重し、対等な立場で助け合い、それぞれの個性や能力を発揮できる社会の実現を目指そうと、市と小矢部市男女共同参画推進員連絡会が毎年開いている。

つどいでは、小矢部市男女共同参画推進員が宣言文を読み上げたあと、あったか川柳の表彰式が行われた。

表彰は、小学生・中学生・一般の３つの部門の最優秀賞と優秀賞５人が選ばれ、受賞者に桜井市長から表彰状が手渡された。

小学生の部は「学校生活」、中学生の部は「家族・家庭生活」を、一般の部は「地域社会生活」をテーマに川柳を詠んだ。

次に、事業所のトップや管理職が率先して「仕事と家庭生活の両立がしやすい」環境づくりを目指す「イクボス宣言事業所」の登録式が行われた。

今回は、去年２月から今年１月までに申し込みがあった市内１１の事業所に登録証が交付された。

引き続き、男女共同参画推進員が寸劇を披露した。

今回は、「特殊詐欺」をテーマに、不審な電話を受けた年配の父親が、家族からあたたかい忠告を受けて、詐欺から免れるというストーリーで「家族間のコミュニケーションの大切さ」を呼び掛けた。

最後に、フリーアナウンサーの鍋田 恭子さんが「コミュニケーション」をテーマに、テレビ局のアナウンサー時代から現在までを振り返りながら、女性がいきいきと活躍できる社会について講演し、集まった人たちは、男女が助け合い、幸せに暮らしていける社会づくりに理解を深めていた。