昨年１１月の叙勲で、旭日単光章を受けた南砺市の浦出義一さんの受章祝賀会が開かれた。

浦出さんは、平成１３年に旧福野町の保健衛生協議会理事に就任以来、２０年以上にわたり、南砺市、富山県の環境美化活動を続け、現在は富山県環境保健衛生連合会の副会長兼副理事長を務めている。

祝賀会には、富山県や市の関係者や親族など、およそ５０人が出席。

田中南砺市長が、「SDGsやゼロカーボンなど、現代社会が取り組むずいぶん前から、環境破壊について危惧され、様々な取り組みを提案・実行してきたことが受章につながったと思います。これからも住み易い地域づくりに向け、お力をお借りしたい」と祝辞を述べた。

そして、孫の浦出智弘くん、ひ孫の宮村みはるさん、美々果さんからお祝いの花束を受け取り、浦出さんは、「利賀や福光などの山を巡ると、昔の面影がなく、山がすっかり衰えている。川に、そして海につながる大切な山の環境を守っていきたい」とさらなる環境保全への意欲を語った。

アトラクションでは、越中五箇山こきりこ唄保存会のメンバーによる「こきりこ唄」が披露され、花を添えた。