小矢部市民や、小矢部市出身者から集まった作品を展示する「小矢部市美術展」が開かれた。

「小矢部市美術展」は、市民の芸術の向上とすぐれた作家の養成を目的に毎年開かれているもので、今回は、１６歳から８９歳の市内出身や在住者などの作品、８４点が展示された。

会場には「彫刻・工芸」「絵画」「書」「写真」の４部門の作品が展示され、このうち２５点が入賞し表彰された。

最高賞の市展大賞には、彫刻・工芸部門の高畠 昌子さんの「鍾乳洞」が選ばれた。

一見ラフな感じに見えるテクスチャーの中にも、挑戦の姿勢が感じられる作品。

表彰式では、審査委員長を務めた小矢部市美術協会会長の埴生 雅章さんが、「個性的で創意工夫が感じられる作品が多かった」と総評し、出品数が年々減少しているとして「募集段階での工夫や広報の仕方などを改善し、今後の出品数の増加を目指したい」と話した。

美術展には会期中、大勢の市民が訪れ、独創的な作品に見入っていた。