三井アウトレットパーク北陸小矢部で石川県小松市にある自動車博物館所蔵のクラシックカーが展示された。

企画展「どこでも自動車博物館」は、小矢部市本町にある石黒産業の１３０周年の記念イベントとして、開催された。

展示されたのは、１９２０年代から７０年代のクラシックカー６台。６台は、いずれも、自動車博物館の館長で、石黒産業社長 前田智嗣さんのセレクション。

自動車博物館は昭和５３年、芹川地区の石黒産業ブロック工場の跡地に作られ、平成７年、県外に移転した。アウトレットパークの場所は、もとはブロック工場の移転先で、そういった縁も今回の企画を後押しした。

今回セレクションされた６台は、常時５００台を展示する博物館の車から、写真映えや歴史的価値などを考慮して厳選されたもので、世界初のロータリーエンジン車やホンダ初のスポーツカーのほか「ルパン三世」や「ローマの休日」「ハリーポッター」など、映画に登場する車種もあり、人気を集めていた。

またイベント期間中の週末には、ＶＲのコーナーが設けられ、来場者はパソコンやＶＲゴーグルを使って博物館の館内を３Ｄで見学して楽しんだ。

イベント初日には、桜井市長が前田館長の案内でＶＲや記念撮影などを体験した。