井波地域中心部を美術館に見立てた、「まちなみアートｉｎいなみ」が、９月１４日と１５日の２日間開かれ、多くの人で賑わった。

「まちなみアートｉｎいなみ」は、八日町通りや井波別院瑞泉寺など、井波地域中心部の寺院や商店、民家などおよそ７０ヵ所を会場に行われた。

このうち、観光交流施設「やえもんや」では、かつて井波で盛んだった蚕の卵を販売する「蚕種」にちなみ、「かいこ」や繭の展示が行われた。

また、妙蓮寺では、キルト工房たんぽぽのメンバーの、花札をテーマにしたキルト作品を展示し、生け花とのコラボレーションが楽しめた。

期間中には観光ガイドの案内で周辺を散策する「欄間ウォーク」も行われ、観光客が瑞泉寺などを見て回り、井波彫刻について理解を深めた。

また、ボランティアとして井波中学生が参加するなど、井波地域一丸となってイベントを盛り上げた。

このほか、南砺市商工会青年部 井波支部による全国各地の袋ラーメンの食べ比べや、木材パネルの色付け体験など、様々なブースが人気を集めていた。