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活動の原点・運動会再び 南砺ラオス会、2月1日現地で10年ぶり
 
2015年1月30日 南砺市 地域・社会






 ラオスへの支援、交流活動を続ける南砺ラオス会(片岸博会長)は、31日から南砺市誕生と同会設立の10周年を記念した特別訪問団を派遣する。現地の中学校で10年ぶりに日本式の運動会を開き、子どもたちと交流する。

 南砺ラオス会は2004年、JA福光吉江青年部が設立50周年の国際協力事業として、運動会がなかったラオスで初めて開き、成功を収めたのをきっかけに結成された。

 翌年にも同女性部の50周年で運動会を開催。節目の訪問に当たり、活動の原点に返ろうと久しぶりに企画した。

 特別訪問団(団長・片岸会長)は15人で、3泊5日で現地を訪れる。運動会は過去2回と同様、首都ビエンチャン郊外のイーライ中学校で2月1日に開く。約900人の生徒が4団に分かれ、満水レースや綱引き、リレーなど9種目を繰り広げる。訪問団員は現地の教員らと運営スタッフや応援リーダーを務める。開会式では日本流に入場行進や国旗掲揚、選手宣誓も行う。

 現地での運動会を最初に提案し、今回も参加する同会の高橋喜良渉外部長(62)は「一緒に体を動かしたり応援したりすれば、言葉は通じなくても心は通じ合う」と言う。「たくさんの笑顔に触れるのが楽しみ。子どもたちの間に、競技の勝ち負けを超えた友情や絆が生まれてほしい」と期待している。

 特別訪問団はこのほか、南砺市、同会10周年と日本ラオス外交関係樹立60周年の記念式典をビエンチャンで催すほか、世界遺産の町・ルアンパバンで医療器具贈呈や交流ペタンク大会などを予定している。

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