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井波仏師の技で全国に笑い ダウンタウン浜田さんらの像の原型制作
 
2016年1月13日 南砺市 スポーツ・文化






 南砺市井波地域を拠点に活動する仏師、関☆雲さん(42)と紺野☆慶さん(35)が、お笑いコンビ・ダウンタウンの浜田雅功さんらの胸像の原型を制作した。胸像は昨年大みそかから元日にかけて放送されたテレビ番組で小道具として使われ、全国の茶の間に笑いを巻き起こした。

 番組は、日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」の特番「絶対に笑ってはいけない名探偵24時!」。2人は番組制作会社から依頼を受け、怪盗の格好をした落語家の月亭方正さんの胸像原型(高さ約70センチ)と、一回り大きい浜田さんの胸像原型(同100センチ)を、粘土を彫るなどして作った。浜田さんの像を割ると中から方正さんの像が現れるように加工され、笑いの落ちをつくる小道具として番組で活用された。

 2人は前回の「ガキの使い」の特番にも、カボチャに浜田さんの顔を彫った彫刻を小道具として提供した。作品が使われるのは2年連続となる。2人はともに南砺市井波の仏師、斉藤☆琳さんの弟子で、関さんは「師匠の下で人の心に寄り添った仏像作りを修業したことが、笑いを誘う生き生きとした原型の完成につながった」と話している。

 原型の一部は当面、同市本町(井波)の木彫りギャラリー吉川で展示する。問い合わせは吉川さん、電話090(9760)1903。

☆はにんべんに光

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