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福光にシャクナゲ寺を 西太美地区 宗善寺に苗300本植える
 
2016年5月26日 南砺市 地域・社会







 南砺市西太美地区(福光)住民らが25日、地元・才川七の宗善寺(鵜野哲(あきら)住職)の裏側斜面に、シャクナゲの苗約300本を植えた。同地区ではイオックス・アローザスキー場周辺のシャクナゲ約7千本が名物として親しまれており、花のエリアを拡大することで集客効果を狙う。

 宗善寺からの要望を受け、1カ月ほど前から斜面のケヤキなどを伐採。日当たりが良くなった所にシャクナゲを植えることにした。朝日町境の護国寺にあやかり、「西のシャクナゲ寺」として、知名度を高める狙いがある。

 高さ30〜40センチの苗約300本を、福光の花しゃくなげ会(七山幸治会長)の長谷川正信副会長(79)が用意。この日は約20人が作業を進めた。

 くわで土を掘り、細かな木の根を切った上で、約150センチおきに苗を植えた。来年4月には一部が開花し、かれんな姿が楽しめる。最長で高さ180センチほどに育つ見込みだという。

 宗善寺は、浄土真宗中興の祖・蓮如上人との関わりが深く、市指定天然記念物の樹木「才川七のつなぎがや」や、意匠を凝らした八角堂など見どころが多い。

 長谷川さんは「スキー場からの帰り道のバスを誘導し、にぎわいづくりにつなげたい」と話した。

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