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和紙作りの魅力伝える 東中江組合が学生受け入れ
 
2016年8月25日 南砺市 地域・社会






 南砺市平地域の東中江和紙加工生産組合(宮本友信組合長)は、県内外の大学生の就業体験を受け入れている。学生2人が24日、同市杉尾(平)の畑で、原料のコウゾの芽を摘む作業に取り組み、和紙作りの伝統を守る苦労を実感した。

 同組合は、耐久性に優れる和紙「悠久紙」を作る。原料にパルプも加えた和紙も出回る中、コウゾ100%の和紙の魅力を若い世代に知ってもらおうと、13年前から体験を受け入れている。

 今年は8月18日〜9月3日に、学生6人が入れ替わりながら参加。8月24日は高岡法科大3年の長谷川りのさん(21)と、静岡文化芸術大3年の若井明日香さん(20)が、傾斜地に広がる約1・5ヘクタールの畑で、芽を摘む作業や下草刈りに汗を流した。

 若井さんは「大変な仕事だが、これをやってこそ高級な和紙を作ることができると実感した」と話していた。

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