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南砺市民「郷土の宝、世界が認めた」 城端曳山が無形文化遺産
 
2016年12月2日 南砺市 地域・社会






 「城端神明宮(しんめいぐう)祭の曳山(ひきやま)行事」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産の仲間入りを果たすことが決まった1日、伝統を継承し、登録を待ち望んできた南砺市の関係者に喜びが広がった。

 南砺市では、城端曳山祭保存会のメンバーらが城端曳山会館で吉報を受けた。登録決定が伝わると、歓声が上がり、抱き合って喜んだ。

 夜には会館で記念行事を開催。展示室の大扉を開け放ち、豪華絢爛(けんらん)な曳山を披露した。祭りの期間以外に、6基全てが出そろうのは、昭和天皇が城端地域の縄ケ池のミズバショウ群生地を訪問した1969年以来47年ぶり。30発の打ち上げ花火や獅子舞もあり、盛大に祝った。

 大西正隆保存会長は「待ちに待った登録が決まった。みんなと喜びを分かち合いたい」と話し、田中幹夫市長は「市民が誇ることができる世界の宝になった。保存継承に力を入れたい」と声を強めた。

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