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昭和の農具、工夫知る 砺波民具展示室
 
2016年12月5日 砺波市 地域・社会






 砺波民具展示室のイベント「民具デーに来てみられ」が4日、砺波市頼成の庄東小学校内の同展示室で開かれた。来場者は昭和初期に砺波地方で使われた農具などに触れ、当時の生活に思いをはせた。

 実際に使われていた民具の体験コーナーがあり、来場者は石臼を使って大豆をひいたり、風の力でもみ殻やコメなどを選別する「唐箕(とうみ)」に触れたりした。「フンガチ」は大きな臼に入れたきねの端を足で踏んで精米する道具で、庄東小学校1年の青山隼人君は「昔の人が工夫していたのが分かった」と話した。

 復元された明治期の織り機を使った機織り体験や、古布と木の実を使ったストラップ・ネックレス作り、展示物の解説もあった。

 砺波民具展示室は2015年4月にオープンし、砺波地方で使われていた農具、衣食住の道具など約1万点を収蔵している。民具デーのイベントは昨年に続き2回目。

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