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北日本新聞ニュース

「経営への影響深刻」 南砺市商工会が地滑り受け相談会
 
2017年2月17日 南砺市 地域・社会


 南砺市利賀村上百瀬の旧利賀スキー場で発生した地滑りで、経営に打撃を受けた地元の事業所関係者を対象にした経営安定相談会が16日、市利賀行政センターで開かれた。

 市商工会によると、地滑りや南砺利賀そば祭りの中止による経済損失は、物販、宿泊の両面で少なくとも約2千万円。風評被害などで今後さらに拡大する恐れもある。同商工会が事業者の不安解消につなげようと相談会を開いた。

 温泉施設や民宿、そば店、麺類製造工場などの関係者9人が出席。宿泊や宴会の予約を断らざるを得なかったことや、そば祭りの中止で約2千食のそばを売り損なったこと、工場の操業停止を余儀なくされていることなど、経営への深刻な影響を訴えた。

 これに対し、市商工会や日本政策金融公庫高岡支店、県よろず支援拠点、市、県商工会連合会の担当者が助言。同公庫が商工会の推薦手続きを経て融資する経営改善貸付(マル経融資)や、国の各種助成制度、インターネットを利用して事業資金を募るクラウドファンディングの活用などを提案した。

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