トップ > ニュース >北日本新聞ニュース >常勤臨時保育士、月給制に 人材確保へ南砺市

北日本新聞ニュース

常勤臨時保育士、月給制に 人材確保へ南砺市
 
2017年2月28日 南砺市 政治・経済

 南砺市は4月から、市立保育園でフルタイムで働く臨時保育士の給与制度を、現在の時給制から月給制に改める。期末手当も支給し、保育人材の確保を図り、保育環境を充実させる。

 給与水準の低さなどを理由に、保育士が全国的に不足していることを踏まえた措置。南砺市の保育園は国の保育士配置基準を満たしているが、市の独自基準で人員配置をより手厚くしている。有資格者だけでは不足する施設では、資格を持たない人も「保育補助」として臨時に採用し、保育士の監督下で園児をケアしているのが現状だ。

 処遇改善により、既にフルタイムで働いている臨時保育士の定着を図るほか、保育補助の資格取得や、短時間勤務の臨時保育士のフルタイム勤務を促す。資格を持ちながら保育士として働いていない「潜在保育士」の掘り起こしにもつなげたい考えだ。

 期末手当は月給の1.5カ月分を支給する。市は2017年度一般会計予算案に、対象として見込まれる臨時保育士65人分の給与費1億3829万円を計上した。

© 北日本新聞
 
Copyright (c) Tonami Satellite Television Network All rights reserved.