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福光で9月 棟方まつり 南砺連絡協 講演・対談決める
 
2017年4月24日 南砺市 地域・社会







 南砺市福光地域が、世界的板画(はんが)家の棟方志功ゆかりの地であるとの文化的背景を生かしたまちづくりに取り組む市棟方志功まちづくり連絡協議会(水口秀治会長)は23日、同市福光の旅亭みや川で総会を開いた。今年の「棟方まつり」を9月10〜13日に同地域で開くことを決めた。

 まつりは広く志功への理解を深めてもらおうと、命日の9月13日に合わせ昨年初めて開いた。2回目となる今年は、志功の支援者だった岡山県の実業家、大原總一郎の長男、謙一郎さん(大原美術館名誉理事長)の講演と、田中幹夫市長との対談を予定している。太田浩史となみ民藝協会長がコーディネーターを務める。

 全国の志功ゆかりの地の関係者が集うサミットが、来年南砺市で開かれる可能性が高く、棟方まつりはサミットのプレイベントと位置付ける。

 総会には会員約30人が出席。水口会長は棟方まつりについて「幅広い人たちに参加してもらえる充実した催しにするため、皆さんと力を合わせたい」とあいさつした。

 志功は1945〜51年に福光地域に疎開。自然や信仰などに影響を受けて創作に励み、独自の作風を開花させたとされる。

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