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砺の袴腰山1165メートルに確定 城端山岳会が標高測量
 
2017年5月22日 南砺市 地域・社会






 これまで明確でなかった南砺市の袴腰山の標高が、1165メートルと確定した。同市の城端山岳会(大井手恵子会長)が測量して明らかにした。21日は確定後、初めての山開きがあり、会員らが例年以上にすがすがしい気分で登山を楽しんだ。

 袴腰山は同市の城端、上平両地域にまたがる。同山岳会事務局の本谷二三夫さんによると、標高の根拠となる国土地理院の地形図にはこれまで、山頂の標高が記されてこなかった。資料によっては推測値を記すものもあり、1163メートルや1159メートルなどの表記が混在していた。

 同山岳会は昨年9月、設立60周年を記念して標高を明確にしようと、業者に委託して衛星利用測位システム(GPS)を利用した測量を実施。1165メートルと割り出し、国土地理院の認定を受けた。これを受け同山岳会は10月、登山口に標高を明記した案内板を設置した。

 山開きでは、会員ら約50人が山頂へ向かった。本谷さんは「標高が確定し、これからは堂々と山の魅力を広めることができる」と喜んでいる。

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