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ミニ行燈楽しく色塗り、親子ら体験 来月、津沢夜高祭
 
2017年5月22日 小矢部市 地域・社会






 6月2、3日に津沢夜高あんどん祭が開催される小矢部市津沢地区で20日夜、夜高行燈(あんどん)作り体験イベントが開かれた。親子らがミニ田楽行燈の色塗りを楽しみ、大勢の見物客を魅了する鮮やかな行燈作りの大変さを感じた。

 祭りの魅力を伝えようと、小矢部市観光協会が初開催した昨年に続いて企画し、富山、砺波、南砺、小矢部市の10人が参加した。祭りで大小の行燈を出す西町が協力し、枠作りから紙貼り、下絵を描いてろう引きまでしたミニ田楽行燈を用意した。仕上げの色塗りでははみ出さないように塗るなど繊細さも求められ、大あんどん裁許の沼田好央さん(42)は「大変さを知ってもらいたい」と話した。

 参加者は西町の若衆の指導を受け、ボタンや松竹梅が描かれた下絵に慎重に色を塗った。南砺市本町(井波)の斉藤麻実子さん(59)は「昨年の様子を新聞で見て、ぜひ参加したいと思った」と話し、水を使って色をのばす「ぼかし」の技術も体験した。

 富山市長柄町の道島清孝さん(46)は妻や子ども2人と参加。津沢の夜高が大好きという長男の楓翔(ふうと)君(8)は「(大行燈を)がっしゃーんとするところが面白い。色塗りは楽しい」と笑顔を見せた。西町の子どもたちが夜高太鼓、若衆が夜高節を披露し、参加者をもてなした。

 体験イベントは27日午後8時から上町で開く。参加費は大人千円。子ども500円。26日締め切り。申し込みは観光協会、電話0766(30)2266。

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