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震災に備えマニュアル 消防団員の基本行動明記・砺波
 
2017年8月18日 砺波市 地域・社会






 砺波市は、地震発生時の市消防団の対応を示したマニュアルを初めて策定した。震災前の事前対策や、発生後の分団や団員の基本行動を明記し、消防力を最大限発揮することを目指す。

 市消防団はこれまで市の防災計画などを指針に活動してきた。砺波地域の活断層は熊本地震と同様の被害をもたらす可能性があり、大規模震災を想定してより細かな行動規範を定めることにした。砺波消防署が作成を担当した。

 マニュアルはA4判、11ページ。「団員が自分や家族の命を守る行動を最優先する」を原則にした。大型家具の固定や耐震診断・補強の実施など平常時の対策を重視し、地震発生時の消防活動にスムーズに移れるようにする。安全確保後に屯所に移動する際は、周囲の被害状況を確認し、火災を発見した場合は初期消火に当たると定めた。

 8日の分団長会議で配布されており、20日の市総合防災訓練ではマニュアルに沿った消防団活動を行う。

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