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復興支援の舞 利賀の上村獅子方若連中、岩手のまつり出演
 
2017年8月18日 南砺市 地域・社会






 南砺市利賀村の上村(うえむら)獅子方若連中が16日、東日本大震災の津波被害を受けた岩手県大船渡市で開かれた「三陸港まつり」で伝統の獅子舞を披露し、復興支援の心意気を示した。

 利賀地域中心部にある上村集落の獅子舞は春祭りで披露され、幕末以来157年の伝統がある。これまで港まつりに出演してきた民族歌舞団、荒馬座(東京)の元メンバーで、上村の春祭りを度々訪れている男性からの依頼で、若連中が港まつりに特別出演することになった。

 港まつりは越喜来(おきらい)漁港での開催が予定されていたが、雨のため三陸公民館で開かれた。若連中のメンバー27人は大勢の地元住民を前に、太鼓や笛の音に合わせて8演目を勇壮に披露した。

 若連中が東日本大震災の被災地で舞を披露するのは、2011年10月に茨城県日立市で舞って以来2度目。大将の上野涼さん(35)は「感謝の言葉を多く頂き、充実感でいっぱい。今後も復興支援を続けたい」と話した。

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