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語り・三味線技磨く 子供歌舞伎曳山
 
2017年8月22日 砺波市 地域・社会






 砺波市の県無形民俗文化財、出町子供歌舞伎曳(ひき)山(やま)を支える人たちが稽古する浄瑠璃教室が、同市の出町子供歌舞伎曳山会館で開かれている。義太夫三味線奏者、豊澤雛文さん(奈良)の指導で、語りや三味線の技を磨いている。23日まで。

 担い手を育成しようと、砺波子供歌舞伎曳山振興会(五島辰夫会長)が毎年開催している。関西の女流義太夫の故・竹本綾春さん(大阪)が講師を務めていたが、後を継いで2012年から孫の豊澤さんが指導している。

 今年は今月19日に開講し、西町、東、中町の山方の9人が受講している。

 21日は、義太夫の中村秀樹さんや広瀬慎一さんらが「義経千本桜道行初音旅」などの外題について、間や息継ぎ、声の使い方などの指導を受けた。

 11月23日に同会館で開く「出町浄瑠璃大会」で成果を披露する。

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