民間事業者による移動スーパーの営業が23日、小矢部市津沢地区と、水島地区の一部で始まる。桜井森夫市長が21日に市役所で開いた定例記者会見で報告した。両地区には食品スーパーがなく、高齢者ら買い物弱者の支援につながることを期待した。
移動スーパーの営業を始めるのは、砺波市で食品スーパー「ヴァローレ」を運営する丸圓(まるえん)商店。冷蔵庫を搭載した軽トラックに食料品から日用品までを積んだ移動スーパー「とくし丸」が毎週水、土曜日の週2回、事前に要望のあった津沢地区10カ所、水島地区3カ所を訪れる。約600品目以上を扱うという。
市長は「住民は喜んでいる。市としても期待するところが大きい」と話した。
丸圓商店は昨年6月に砺波市で「とくし丸」1号車の営業を始め、現在は南砺市井波、利賀、平地域や高岡市の一部にエリアを拡大している。今回は4号車を導入し、小矢部市と南砺市福野、福光地域で営業を始める。福野地域は22日から毎週火、金曜に、福光地域は24日から毎週木、月曜に回る。
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