南砺市井波地域中心部一円を美術館に見立て、アート作品を展示する「まちなみアートinいなみ2017」が23日に開幕するのを前に、実行委員会メンバーが19日、北日本新聞南砺総局へPRに訪れた。
この催しは10月9日まで開かれ、井波別院瑞泉寺周辺の寺院や彫刻工房など93カ所に絵画や彫刻、書など約300点を展示。生け花とのコラボレーションなど多彩な芸術空間をつくり出す。中心会期の23、24日は、瑞泉寺で聖徳太子の生涯が描かれた絵伝の絵解き説教を行うほか、「勅使御(お)待ち受けの間」を特別公開。奥深い文化や真宗王国の風土など井波の多彩な魅力を発信する。
作品展示会場93カ所には通し番号を入れた薄紫色のタペストリーを掲げ、マップと照合しながら散策できるようにする。蓮沼晃一実行委員長は「井波の文化に触れてほしい」と来場を呼び掛けていた。北日本新聞社共催。
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