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北日本新聞ニュース

巨大七福神そろう いなみ木彫りの里
 
2017年10月17日 南砺市 地域・社会






 南砺市北川のいなみ木彫りの里創遊館・駐車場に並ぶ木彫の巨大七福神のうち、老朽化で撤去後、新たに作られた寿老人が16日、現地に設置され、約2年ぶりに7体全てがそろった。

 この七福神は1993年7月までに設置された。このうち寿老人の老朽化が激しく、倒れる危険性もあったため、2年近く前に撤去。井波彫刻協同組合(岩崎孝進理事長)が、旧井波町の案内表示に使われていたラワン材の柱を再利用し、制作した。9月の井波彫刻まつり会場で仕上げの作業を公開し、2年後の「南砺市いなみ国際木彫刻キャンプ」プレイベントの意味合いも込めた。

 完成した寿老人は高さ5メートル弱、直径約0・8メートル。16日はクレーンでつり下げられた状態で、土台に下部の1メートルほどを埋め込まれ、コンクリートで固定された。

 寿老人は笑みを浮かべ、その名の通り、幸福を呼び込むような風情。制作の中心となった同組合の藤崎秀平総務部長と南部克紀常務理事は「7体がそろった様子を観光客に見てほしい」と話していた。

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