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文化基盤に交流拡大を 南砺・金沢開発関係懇談会
 
2017年10月17日 南砺市 地域・社会






 南砺、金沢両市の開発関係懇談会が16日、南砺市才川七(福光)の「野草の宿来夢」で開かれ、両市長が共に文化を基盤にした交流拡大の大切さを訴えた。

 両市当局と市議ら計約40人が出席し、南砺市議会の才川昌一議長が進行役を務めた。南砺市の田中幹夫市長は、福光地域に疎開していた板画家・棟方志功と金沢市出身の仏教学者、鈴木大拙がいずれも民藝(みんげい)運動の創始者、柳宗悦(むねよし)と関わりを持つことを指摘。浄土真宗との関連性も交えることで興味深いつながりになるとし、「新たな取り組みのヒントにしたい」と述べた。

 金沢市の山野之義市長は、加賀藩領の富山県西部を含むエリアを「オール百万石」と言い表し、東京のアンテナショップ「銀座の金沢」を拠点とした広域的な魅力発信に意欲を示した。

 金沢市側から、両市境界の加賀一向一揆関連遺跡発掘調査で推定延長約800メートルの堀跡が見つかったこと、南砺市からは両市を結ぶバス利用者が増加していることが報告された。

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