トップ > ニュース >北日本新聞ニュース >貝や石包丁で稲刈り 小矢部・ガールスカウト

北日本新聞ニュース

貝や石包丁で稲刈り 小矢部・ガールスカウト
 
2017年10月17日 小矢部市 地域・社会






 小矢部市のガールスカウト県連盟第31団の子どもたち25人が、縄文体験として同市綾子の田んぼで5月に植えた古代米の稲刈りをした。縄文時代をイメージし、貝や石包丁も使って活動した。

 桜町遺跡の魅力を発信する桜町石斧(せきふ)の会の協力で年間を通して縄文体験をしている。

 縄文風の衣装を着て、貝包丁や石包丁で稲穂を摘み取った。鎌も使い、現代との違いを実感した。貝包丁を使った下村彩音さん(高岡市福岡小学校6年)は「鎌で刈るより難しい。縄文人は大変な作業をしていたんだ」と話した。刈った稲ははさ掛けした。

 収穫したコメは29日に道の駅メルヘンおやべで販売し、収益はブラジル地震の義援金に活用する。わらは石斧の会が桜町JOMONパークの高床建物に飾る「縄文しめ縄」の材料とする。

© 北日本新聞
 
Copyright (c) Tonami Satellite Television Network All rights reserved.