砺波市庄川中学校創立70周年を記念し、第4回(1950年度)卒業生が18日、同級生だった洋画家、藤森兼明さん(名古屋市)に特別に制作してもらった作品を同校に寄贈した。記念式典を行う21日から校内で展示する。
第4回卒業生で「庄川町藤森兼明後援会」の田上弘会長が今春、藤森さんに制作を依頼。15日に作品が到着した。
作品は「庄川町金屋山手から望む庄川中学」。人物画を多く手掛ける藤森さんが、校舎やその近くを流れる庄川、舟戸橋など、学校周辺の風景を油彩で描いた。大きさはF10号。
田上会長と齊藤平副会長が18日、同校を訪れて榊泰晴校長に作品を手渡した。正副会長は「絵筆の跡が残る独特のタッチで、庄川や地元に対する郷愁を感じる。中学の時も絶えず絵を描いていたのが懐かしい」と話した。
同校には松村外次郎記念庄川美術館が収蔵する絵画など藤森さんの作品は3点飾られているが、寄贈を受けるのは初めてという。
榊校長は「学校のために描いてもらいうれしい」と話した。
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