散居村の屋敷林(カイニョ)の手入れに取り組む砺波市のボランティア団体「カイニョお手入れ支援隊」(松田憲代表)は13日、同市苗加の高齢の夫婦宅で庭木の剪定(せんてい)などを行った。 支援隊は小矢部園芸高校専攻科で造園や園芸を学んだ卒業生を中心につくり、散居景観を守ろうと活動している。本年度の活動は7月に続き2回目。 この日はメンバー28人が斉藤温さん(84)宅を訪問。手の届かない高木の剪定や間伐を行い、害虫や病気の発生しにくい状態にした。 敷地周囲の生け垣として植えられたサンゴジュをはじめ、モッコク、アンズといった庭木の剪定も行った。斉藤さんは「本当にありがたい」と喜んだ。 松田代表は「自力で屋敷林を維持できない人たちが大勢いる。地域で守っていけるようになることを目指したい」と話した。
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