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食事券提供コンペ新設 小矢部の飲食業者6店、地元ゴルフ場と連携
 
2017年11月21日 小矢部市 地域・社会






 小矢部市の飲食事業者らがタッグを組み、市外から多くの人が訪れている地元の千羽平ゴルフクラブと連携し、誘客に乗り出す。4人やペアで使える食事券を提供するコンペを新設し、市内の飲食店を利用してもらう機会を作り、店の魅力をアピールしリピーターの確保につなげる。27日に第1回のコンペを行い、年内は計3回を予定。来年度からは月2回ペースで本格実施する。 (小矢部支局長・吉田博昌)

 千羽平ゴルフクラブ理事の赤野周右さんが、ゴルフ場利用者が市内の飲食店でお金を使う仕組みをつくれないかと考え、小矢部飲食店組合長の島津貴之さんに提案した。赤野さんによると、あるコンペの参加者は75%が石川県、15%が高岡、砺波、南砺市の近隣、10%が市内からだったという。

 島津さんが営む総合宴会場ばんばと、小川屋、魚政亭、美よし、宮島温泉滝乃荘、おやべクロスランドホテルの6店が協力する。新設するコンペでは優勝と10、20位などの飛び賞に4人分の食事券、5、15位などの飛び賞にペアの食事券を贈る。対象者は6店の中から選んで利用できる。

 島津さんは「ゴルフ場に多くの人が来ているのにこれまで店まで引っ張る手段がなかった。活性化のきっかけにつながれば」と話し、赤野さんは「皆さんが協力して誘客に取り組んでくれるのがうれしい」と効果に期待する。

 打ち合わせでは桜井森夫市長の「市内飲食店と千羽平ゴルフクラブがタイアップした試みは商業の活性化を目指す市にとって大変喜ばしい」とのコメントが紹介され、島津さんら有志は意気込みを新たにしていた。

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