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小矢部園芸高生、バイオディーゼル燃料製造に挑戦
 
2017年12月13日 小矢部市 地域・社会






 小矢部園芸高校(小矢部市)の2年生6人が12日、廃油を使ったバイオディーゼル燃料(BDF)の製造実験の結果を調べた。今回は成功とはならなかったが先輩が製造したBDFでトラクターが動くのを確かめ、再チャレンジを始めた。

 植物バイオテクノロジーの授業を選択する6人は10月下旬から、クモノスカビの菌体と廃油を使ったBDF製造実験をそれぞれ進めてきた。

 生物工学棟でBDFへの変換率を簡易測定で調べた。一般にBDFとして使うには80%近くの変換率が必要といい、ほとんどの生徒は50%以下だった。指導する島田誠治教頭は、変換率が低かったのは天ぷらの廃油に動物性油が混じっていたためと推測した。

 先輩が1月に製造したBDFと軽油との混合油でトラクターが動くと、生徒は感心した様子。丸山歩夢さんは「今度は自分たちで製造したBDFで動かしたい」と話した。

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