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福野文化創造センター、新たな指定管理者承認
 
2017年12月19日 南砺市 政治・経済

 南砺市議会は18日、本会議を開き、2017年度一般会計補正予算約5億5200万円(累計約356億3460万円)、公共施設の指定管理者指定など57議案を可決。新たな教育委員に同市示野(城端)の元小学校長、水上和夫氏(65)を任命することに同意し、閉会した。

 市福野文化創造センターの指定管理者については、運営状況を検証したモニタリングで最高評価を受けた現行管理者の文化創造南砺合同会社が選定から外れたことに疑問の声も上がっていたが、新たにヘリオス運営共同体を選ぶことを承認した。指定管理者選定とモニタリングの評価基準は全く異なるという市側の説明を受け入れた形だ。

 ただし、二つの結果が懸け離れていることへの違和感を示す意見が相次いだことを踏まえ、この日の総務文教委員長報告で、モニタリング結果の審査への反映や審査方法の見直しを検討し、より公正な審査結果が得られるよう求めた。市は対応を検討することにしている。

■今後の選定に注文
 南砺市議会は福野文化創造センターの指定管理者選定を原案通り可決する一方、「より公正な審査」という表現で、今後の選定法に注文を付けた。

 才川昌一議長は本会議終了後、北日本新聞の取材に、新たな指定管理者も市内在住者であることへの配慮をにじませた。その一方で、今回の選定については「疑念を抱かれるやり方ではなかったか」との見方を示し、審査のさらなる適正化を求めた。

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